滋賀県管内教師研修会に参加しました [◎本要寺にて◎]
昨日(12月3日)滋賀県管内教師研修会という
会合に行ってまいりました。
教師研修会(※1)ですが、寺庭婦人(※2)も是非どうぞ、
ということが案内に記載されており、お上人(住職)が申込んでくれたようです。
というのも、今回研修会で講演くださる方が、正木晃先生だったからです。
正木先生は宗教学者ですが、堅苦しい書物ばかりではなく
私のような素人でも読んでみたい、と手に取りたくなるような本も
出版されております。
そして、以前このブログでもUPしましたが、
曼荼羅塗り絵は、正木先生が監修されています
お上人は、正木先生の著書を読んでいるので、
直に講演を拝聴できるというこの機会を大変に
喜んで心待ちにしていました
私にも、為になるから是非参加した方が良い、と
申込みをしてくれたようです。
今回講演してくださった内容が
『元気なお寺の作り方』
~求められる寺院の公益性と僧侶の品格とは~
でした。
正木先生は宗教を哲学的には捉えていらっしゃいません。
ですから信仰というものを頭で捉えるのではなく、
心で捉えているのだな、と感じました。
私のような素人でも、とても分かりやすかったです。
2時間ほどの講演はあっという間で、正直、もっと
色々お話を聞きたいと思うほどでした
正木先生が信仰心のある方なので、お檀家さんが
お寺に対し何を望むのか、どう思うのか、どう見ているのか、
どう感じているのか等々、率直な意見を伺うことができたのは、
参加したお上人方、寺庭婦人にとっても、
非常に勉強になる良い機会だったと思います
お寺ならではの悩みや個々が抱えるストレスというものは、
檀信徒の皆さんには見せないように努めていますが、
そういうことも全て踏まえた上で、
耳の痛い話から、参考にするべき話まで色々と
お話しくださったので、大変に納得のいく講演でした
これからも、よりよいお寺作りをする為に、
活かしていきたいと思います
講演後は懇親会の席が設けられていました。
そういう席でもお上人方は先生に色々とお話を
伺っていました。
うちのお上人にいたっては、本を持参し、先生に
サインを頂戴していました
余談ですが、正木先生はとても達筆でいらっしゃいます
何の根拠もありませんが、その字に先生のポリシーを
感じてしまいました
やはり先生に限りませんが、
人に何かを話すとか、諭すとか、その内容に説得力を持たせるためには、
自分自身をきちんと律していないと、言葉だけでは伝わらないものです。
律していない方の言葉は、非常に薄っぺらいです
私はそう思うので、先生の字は人を惹き付ける字でもあるなぁと感じました
昨日は本当に勉強になりました。
ご報告まで
※1・・・教師研修会
日蓮宗では僧侶の資格を持つ人を教師と言い表します。
僧侶の研修会、ということですね
お坊さんも勉強会をするんですよ
※2・・・寺庭婦人(じていふじん)
日蓮宗では、お寺の奥さんのことを寺庭婦人と言い表します。
2011-12-05 04:36
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