☆ドイツ人ご夫妻来寺☆ [#親交#]
昨日(11/5) お檀家の村西さんがドイツ人医師ご夫妻と
京田辺市 法華寺へ来寺なさいました
村西さんがドイツへ音楽留学していたときに縁があり、
それ以後、親しくされているのだそうです
間もなくドイツへお帰りになるのだそうですが、
その前に一度、日本のお寺を訪ねてみたいという
ご希望だったそうです。
前日夜の事でしたが、村西さんから電話を頂戴し、
「是非に」と二つ返事でした
私共だけでの生活だったら決してお会いすることがなかったであろう、
この出会いを、ご縁を、とても有り難く思いました
人と人との繋がりから、新しい縁が繋がるのですね
折角お越しになるのなら、色々と堪能してもらいたい
ゆっくりと寛いでもらいたい
思う存分、知ってもらいたい
そう思ってお迎えいたしました
外国のお客様がいらっしゃるのなら、その国の旗を掲揚し
お迎えするのが、一つのおもてなしと考えます。
国旗を用意する時間がなかったのですが、気持ちとして
玄関にこのように用意いたしました
これでも大変に喜んでいただき、私共としても嬉しかったです
お越しになったばかりでしたが、両国の国旗を背に
記念撮影いたしました
本堂へお上がりになった時、ご夫妻がチベットの
輪廻転生曼荼羅に目を留め、興味をお持ちになったようです。
そのお曼荼羅一つに40分以上かけて説明したように思います
とても好奇心旺盛で、それでいてスマートな方たちなので、
とても理解が早いように感じました
その後、折角お越しになったので、日蓮宗の法要をさせていただきました
法要前にも、一つ一つの意味を説明し、お勤めいたしました。
ご夫妻の道中安全はもとより、このご縁に感謝し、
ご夫妻の全てにご祈念申し上げました
途中、お焼香をしていただきましたが、
勿論初めての経験でしたので、戸惑いながらも
見よう見まねでしてらっしゃいました
でも、そのお姿を見て何となく思ったのです。
私利私欲のため、願い事ばかりに手を合わせるのではなく、
純粋に手を合わせている姿って美しいなぁと。
私にはそう映ったのです
法要後に、奥様が大変に感激され、
「是非この気持ちを手紙にして(私達に)贈りたい」
と仰り、便せんに日本語で手紙をしたためてくれました
「はじめての経験ばかりでしたが、たのしかった。
あたたかい おもてなしをありがとうございました云々」
平仮名と片仮名でのお手紙でしたが、とても気持ちが
伝わってくる温かい文章でした
私達はドイツ語が分からないので、せめて日本らしく、
和紙の便せんに筆で感謝の意を籠めて、
お手紙を差し上げました
そうしたら、額に入れて部屋に飾ると仰っていただき、
もう感謝感激でした
その他に法要で使用した散華はお守りになりますので、
お渡しいたしました
そしてドイツ語で書かれた宗派の説明文や、
お上人が若かりし頃に携わって出したCD(お経サンバ)も
プレゼントいたしました
お茶を飲みながら色々お話をしました。
日本人がドイツのことを勉強したり、知っているほど、
ドイツ人は日本のことを知らないのだと仰ってました。
よくあることですが、日本人も中国人も韓国人等々、
みなアジア人として一括りなのだそうです。
仕方のないことかもしれませんが、
このご縁を大切にし、また来日されたときは
是非お会いしたいと思いますし、ドイツへ行く機会が
あったら(ほぼゼロに等しいですが)
またお会いしたいと思いました
村西さんには素敵な出会いをいただき、
感謝しております
2011-11-06 07:00
nice!(0)
コメント(2)
トラックバック(0)
素晴らしい!
日本のお寺で出来うる最大限のもてなしをなさったのではないでしょうか。私がお上人やりんこ様の立場だったら、「外国の方」というだけでも構えてしまうのに、ドイツからお越しになった!なんて伺ったら…舞い上がってしまってお自我偈でさえ噛んでしまいそうです(^^;;
私も日本寺院の、いや「日本の日蓮宗」をどんどん発信していけるよう精進致します(-<>-)ナム・・
by lotus (2011-11-06 09:37)
☆ lotusさま ☆
コメントありがとうございます。
私も緊張しましたよ~。
けれど言葉が通じなくても人の笑顔や雰囲気で、おおよそのことは
感じ取れるものですよね。通じ合えた気さえします(^^;)
お檀家さんが通訳してくれましたから助かりましたしね。
lotusさまも日蓮宗僧侶でいらっしゃるのですね。
私は自分が日蓮宗に縁を持てて幸せだと思っています。
僧侶の方々には私たちを導いて戴きたいと願っております☆
よろしくお願いいたします。
by りんこ (2011-11-06 16:25)