春季彼岸会法要(京田辺市 法華寺) [◆法華寺にて◆]
昨日は京田辺市 法華寺の春季彼岸会法要でした。
お彼岸の期間は23日で明けているのですが、
諸事情により本年の春彼岸は、昨日(25日)となりました
一昨日と打って変わって、朝から快晴
相変わらず風は冷たいけれど、陽射しがあって嬉しかった
参詣のお檀家さんとも、
「昨日は雷雨やら雹やらすごかったですね~ 法要が今日で良かった」
と、そんな話が一番先に出てきてました
東日本大震災物故者慰霊のお位牌もご宝前に安置し、
卒塔婆も建立し、彼岸会法要と共に厳修いたしました。
お檀家さんからは、沢山の供物をご宝前へお供えしていただき、ご回向いたしました
本堂に用意した椅子が足りなくなるくらい、皆さんが参詣してくれましたので、
お焼香も堂内に煙が立ちこめるくらいで
そういう皆さんのお気持ちが力となり、ご先祖様の供養になります。
そして何より、施餓鬼供養といって、餓鬼の世界へ墜ちて
しまっているものたちへの、供養となります
餓鬼の世界では、食べ物は勿論、手にして物が全て火に変わってしまうのです。
お腹が空いても、何かが欲しくても、手にしたと思ったとたん、
火に変わってしまうのです。
そんな餓鬼でも、お彼岸・お盆の施餓鬼供養では、
お供えしてもらった食べ物・飲み物が火に変わらないので、
食べることが出来るのです
それは、その世界にとっては何よりの供養でしょうね。
そして、その供養という気持ちが、私たちの功徳となり、
自分の善業(※1)となっていくのです
ですから、昨日の法要で多くの檀信徒さんが手を合わせ、お焼香をし、
財施・物施を奉納したことは、餓鬼の世界で生きるものにとっては、
大きな大きな供養となったことでしょう。
そして皆さんにとっても、大きな大きな功徳となったでしょう。
法要の様子を見ながら、手を合わせる皆さんの姿に、
そのようなことを考えていました
そして皆さん各々、ご自身のご先祖様に卒塔婆を建立し、
法要後、ご自身の家の墓前へ持参し供養していらっしゃいました
墓地をお持ちでない方や、遠方の方も、法華寺本堂にて安置することによって建立できます。
そうされる方も多く、供養したいと思う皆さんのその気持ちを
私たちも大切にしたいと、いつも思います。
昨日は菩薩団会長が所用で法要に来られなかったので、
副会長がお上人方の入堂の太鼓、そして法要中のお題目の太鼓を叩いてくれました
彼岸会法要に引き続き、東日本大震災慰霊法要もいたしました。
皆さんと共に祈ることで、より気持ちも高まります
お上人の祈りの読み上げにも力が入ります。
法要後は住職法話。
皆さんにご協力いただいた湯たんぽ支援の報告をした後、
ホワイトボードを使って法話をいたしました。
2012-03-26 15:33
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